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マーガレット通信

2007年3月号

topics ○原点に戻る その13○研修会報告:ケンハウス研修&懇親会のご報告 (仮称)芦屋市事業者連絡会自主勉強会○小さな気づき

原点に戻る その13

大出京子

・・援助じゃないよ支援だよ・・
      違いをよーく考えてみよう!  
      そしてみんなで話し合ってみよう。

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研修会報告:ケンハウス研修&懇親会のご報告

高橋順子

去る2月5日お馴染みの竹園ホテルにて研修と懇親会が行われました。前半は、芦屋市保健福祉部高年福祉課の保健師細井洋海さんより『施策の中の保健師 の役割』というお話しを伺いました。

「保健師さん」は何となく頼りになる存在というイメージはあるものの、その広い守備範囲ゆえにどんなお仕事なのか、正直なところ分かりにくくも感じていました。それもそのはず、保健師さんは「地域住民全体を対象として活動する公衆衛生看護の専門職」で、まさに地域の健康不健康に関わらず赤ちゃんからお年寄りまでが対象となるそうで、保健師さんの奮闘されている姿がよく分かりました。

私たちは主に高齢者の方々、その家族を対象とさせていただいていますが、中には問題が重複しているご家族もあり、さまざまな機関と連携を図りながら支援することが求められています。 今後もこれまで以上に「家族単位で支援する」保健師さんの視点、専門性を味方により良いチーム作りをしたいと思います。

また保健師として実践経験が豊富な細井さんならではの「忘れなれない言葉あれこれ」の数々 コミュニケーション力についてのお話はとても印象に残るもので、細井さんが支援者として、一人の人間として真剣に向き合ってこられたこと、保健師の仕事への愛着と誇りを感じ、とても良い刺激を与えていただいたと感じています。ありがとうございました。

そして後半は一転、美味しいしゃぶしゃぶを囲みながらにぎやかな懇親会となりました。特に 今回は3月に尼崎でオープン予定の「なにわフォーユー」の村上さんと、鮒田さんも新たに加わ り、一人ずつ行った自己紹介はそれぞれの個性がよく 出ていて笑いの絶えない時間でした。

普段、お互いに名前を耳にしたり、顔を合わせることが あってもなかなかゆっくりと話すことが出来ないと多いますが、このような機会に知り合うことで、何だか味方が増えたような 気がします。

今回参加されなかった方も是非次回は参加してみて下さい。
若干、笑い皺とお腹のお肉は増えますが・・・・・。

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(仮称)芦屋市事業者連絡会自主勉強会

伊東広美

先日、第六回自主勉強会で桐石梢氏の「ターミナルケア」の研修に参加しました。
人間誰もが死を迎えます。それは突然であったり、闘病の末であったり、運良く天寿を全う の末であったりする。その中で私たちヘルパーは、ターミナルケアに関わることや、人生最 後の場面に遭遇することがあることを改めて認識し、身が引き締まる思いでした。
ご利用者の方が、いかに人間らしく人生を全うしていただけるかを常に意識して、業務を 行うことが大切だと思いました。
また、資料としていただいた冊子には、見守る立場で終末を迎えるにあたって、

≪こんなことがおこります≫≪考えておきましょう≫
≪お別れです≫≪身支度をしましょう≫の

項目でそれぞれ事細かに書かれていて、とても参考になり、私にとって今後の大事な資料とな りました。
研修に参加されなかった方で興味のある方は、事務所に資料がありますので是非コピーさ せていただいたらと思います。

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小さな気づき

川上志津

1月中旬、サービス提供責任者として担当していたご利用者の方が亡くなられました。

体調不良で通院同行した翌日でした。ショックを受け、責任を感じました。その後数日は、もっと出来た事があったのでは・・・と後悔ばかりでした。 しばらくして、大出さんに言われたことがあります。 「みんな、それぞれ気づいていたことがあったんやろ」

・その前数日、何かしんどそうだった、という話しがあった。
・前日の通院で受けた診断に、疑問を感じていた。
・水分摂取時に誤嚥に注意する必要が生じていた。

等々、小さな気づきが色々あったのです。それらの気づきに私はどう対応したでしょうか。何もし ていなかったのです。大きな気づきでした。 ヘルパーとして利用者、特に病気を抱えておられる方と接する時、大切なのは観察です。 第三者として接するからこそ気づくことがあるはずです。

「何かいつもとちがうなあ・・・」それが大事なのです。
でも、それだけでいいのでしょうか。
私に抜けていたのはその先、その、何時もと違うのは何なのかを具体的に考える事、そしてそれを、 どこにどう連携、連絡していけば良いかを考える視点だったような気がします。

この紙面を借りて、何時もお世話になっているヘルパーの皆さんに伝えたいのは、日頃業務に追われることも多いと思いますが、ご利用者の方と向き合い、観察する事を怠らないで欲しいという事です。そして小さな気づきがあったなら、どうしてそう感じるのか、それをどこにどう繋いで行けば良いかを是非考えてみてください。私も、その気づきに向き合っていきたいと思います。

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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。

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