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topics ○「管理者研修」を終えたなかから・・・「ケアマネジャー研修」に参加して  ○原点に戻るそのK

研修会報告 /「管理者研修」を終えたなかから・・・

― 寺澤 ゆかり ―

 今回の研修の趣旨は、ヘルパー皆さんに向けての内容ではありませんでしたが、一部は皆
さんに改めて原点に戻っていただけるものでもあり拾い上げてみました。


・ホームヘルパーの基本とは

人間の生命や尊厳、基本的人権を尊重し、また法令遵守のもと専門職としての自覚を持っ
て、仕事に取り組むこと。

・ホームヘルプサービスの目的は

利用者が住みなれた地域で心豊かに安心して暮らしつづけたいという気持ちに寄り添って日常的に介護を必要とする高齢者の生活を支え、その家族や介護者を支持し、自立支援を進めていくこと。

・ホームヘルプサービスに求められることは

利用者の人生観、価値観等を受けとめながら、信頼関係のもとに業務を実施すること。
 また、こんな話しもありました。
・介護サービスの本質は、人が人に直接サービスを提供するものであり、人材の質に直結す
る。わかりにくいかもしれませんが、言い換えればヘルパーの質によってサービスの質が左右されるということになりますね。

・事業者力=まじめにコツコツ+質の高さ とも言われていました。

事業者として使命感や情熱を持って一生懸命することに加え、求められるヘルパー像や
サービス内容は質の高いものということです。

2級の養成講座でも、ヘルパーになっても、耳にタコが出来る位聞かされた事ばかりだと思いますが、責任は重大です。日々勉強していきましょう。そして時々は、こうして自分の仕事を振り返り再確認してみましょう。

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「ケアマネジャー研修」に参加して 

川上 志津
平成18年12月14日(木)
講師:日本福祉大学教授 野中 猛 先生

3時間の研修で前半1時間は講義、後半は事例検討でした。
講義はスライドを使用したものでした。レジメにして13ページ、スライド枚数72枚の内容は、とても濃いもので、久々に大学の講義を聴いた!という感じでした。詳細をこの紙面で説明するのは今の私には不可能です。事務所に資料がありますので皆さん是非ご一読下さい。
講義の中で印象に残ったのは・・・

  1. 利用者と家族のニーズが一致しない時は、いったん利用者の幸せに戻って考えると良い。
  2. プランは一人ひとり違うはず。内容も障害の重さで決まるのでなく、生活を支援していく必要度で考える。
  3. 本当のニーズを見極めるのがプロ。
  4. キーパーソン不在にみえても必ず誰かいる。

というお話でした。後半の事例検討でホワイトボードを活用し、利用者の生活歴、生活サイクル、インフォーマルを含めた現在のサービス内容などテーマ毎に情報を書き出し、整理していく方法はとてもわかりやすいものでした。情報整理の大切さを痛感したとても有意義な研修でした。

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原点に戻るそのK

―大出京子−

Aさんは83歳の女性です。
アルツハイマー型認知症で短期記憶に著しく障害があります。息子さんとケアマネジャーが同行して通院に行くことになりました。サービス提供責任者を通じて出かける直前に入っているヘルパーさんには、外出の目的と、準備をしてもらうよう伝えていました。約束の時間より早めにケアマネジャーが訪問し「Aさん、そろそろ息子さんがお迎えに来られますから、出かける前にお手洗いに行っておきましょうか」と言うと、Aさんは強い口調で「そんなこと私、何も聞いてないわ。ちゃんと教えてくれないと困るじゃない」と、ヘルパーさんに抗議しました。「私も何も聞いていません」ヘルパーさんの返答に、Aさんはより一層苛立ちました。

 

 これは、私が最近体験した場面です。 その時私は、
≪あー、何でもっと上手く対応してくれないかなぁー、言葉に反応してどないすんねん、自分の言い訳でなく、「あらっ、ごめんなさいねぇ、言ってなかったですかぁ、お伝えしたと思っていたのですが・・・」と、まず謝る。自分に非があるような言い方をして、相手を立てる。私だったらそうするなぁ≫

と感じていました。

 

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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。

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