topics ○研 修 会 報 告○芦屋市訪問介護事業者自主勉強会のお知らせ○地域で支えるということ
ケンハウス夏の全体研修会を8月19日(土)にホテル竹園で行い、芦屋市精道地域包括支援センター ソーシャルワーカー 吉田 三幸氏に
「対人援助専門職として大切にしたいものは」〜自己の振り返りをとおして〜
の内容でお話をして頂きました。
認知症の方の問題行動と思えることにも、必ずその方なりの過去の体験に基づいた原因がある。その原因を識ることにより、その方を理解することに繋がる。理解できれば、対応が柔らかくなる。援助者もまた、傷つきやすい感情をもっている。それには、普段は意識していない幼少期の体験が、大きな影響を与えている。どんなに大人になっても、その頃の感情は子どものまま残っている。『事実と感情』を分けてみる。事実は事実として認識し、感情は感情として受けとめる。自己の生育歴を振り返ることから、自己覚知が出来、よりよい援助者となれると思う。
(資料は事務所にありますので、必要な方は申し出てください。)
☆参加者の声前回の研修の時に、価値観を一方的に消されていき、憤りと悲しさと、自分ではどうしようもない・・・という思いを経験しました。その時の思いを改めて思い起こされ、利用者の価値観についてもっと考えているだろうかとお話を聞きつつ深く考えてしまいした。
よく知っている利用者に対しては、今までの経緯とかもあり、価値観やその方の幼少の頃とかも少しはわかっていても、最近仕事に入った方に対したはそれがないので、この人には、この方法がいいんじゃないか?と思ってそのままその通りにしてしまっていないか・・・“相手のことを思って否定する”というやり方をしていないか、振り返る時間をいただきました。
利用者の方の「無意識の中にも感情がある」ということを忘れず、その方の私から見たら無意識の行為と思えることにも目を向け、私も又、無意識にした行いで利用者を混乱させることのないよう何度も自分に言い聞かせていきたいです。
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日 時:平成18年9月15日(金)18:30〜20:30
場 所:芦屋市役所分庁舎2F会議室
内 容:「初心にかえろう訪問介護」
講 師:芦屋市高年福祉課 谷野 誠氏
* 芦屋市内の事業所に所属されているホームヘルパー対象の勉強会です。ながたに所属されている方も参加可能ですので、希望される方は申し出て下さい。
☆ 第一回の勉強会を芦屋市高年福祉課次長の浜野 孝氏を講師にお願いし、4月からの訪問介護の改正点や介護予防訪問介護についてお話しして頂きました。私たちは、介護保険法という法律に基づいて業務を行っています。その枠組みをよく理解する必要があります。日々の業務に追われ、知識を得る機会がなかなか確保できにくい状況ですが、出来るだけ参加し学んでいきたいと思います。
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「ケアマネジャー」という雑誌に下記のような投稿がありました。
≪地域ってそんないいいものですか?≫
しばしば、「地域で支える」という言葉を耳にしますが、地域とはそんなに居心地のよいものかと疑問を感じます。自分の子どもが小さかった頃にも強く感じたことですが、同じ価値観の押しつけ、生活への過度の干渉、グループ化などが見受けられ、老いて再びその世界へ入るのかと思うと、「勘弁して」と言いたくなります。
とはいえ、高齢になって身体機能が衰えていけば、自分の意思とは関係なく世話にならざるを得ないのも現実なのだろうと思います。「地域の人々とのかかわり」について、ケアマネジャーの方々はどのような考えをお持ちなのでしょうか?
地域包括支援センター、小規模多機能型居宅介護、夜間対応型訪問介護、・・・等々、この4月から創設された新たなサービスは、住み慣れた地域での生活を支えるために、身近な市町村で提供されることが適当とされています。
介護保険の理念の一つに「利用者の自由な選択によるサービス利用」ってあったけど、限定された地域サービスってサービスの後退ではないのかな?。地域で支えるってとっても良い事のように推奨されるけど、どうなのかな?今まで関ってきた生活歴によって地域に対する思いに個人差があると思うけど、国の施策として地域を前面に出されると、その裏には何があるのか考えてしまう・・・。
皆さんは、どう感じられますか?
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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。