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マーガレット通信

2006年7月号

topics 介護予防訪問介護について○それぞれの視点から

介護予防訪問介護について

大出 京子

本年4月に介護保険制度が改正され、今までの要支援の方と要介護1の方の一部が、新しい区分の要支援1・要支援2になるってことを、皆さんは理解してらっしゃいますよね。では、介護予防の方と介護保険の方とのサービスの違いは何でしょう?ちゃんと説明できますか?

1.
介護予防訪問介護や介護予防通所介護については、月単位の定額制となっているが、複数の事業所を利用することはできないのか。

2.
月単位定額報酬である介護予防訪問介護について、引越等により月途中で事業者を変更した場合の報酬の取扱いはどうなるのか。

3.
介護予防訪問介護の利用回数や1回当たりのサービス提供時間や指針については示されないのか。

4.
事業所として一律に要支援1は週1回、要支援2は週2回といった形での取扱いを行うこととしてよいのか。

5.
介護予防訪問介護について、当初、週2回程度の(U)型を算定していたものの、月途中で状況が変化して週1回程度のサービス提供となった場合の取扱いはどのようにすればよいのか。

6.
介護予防訪問介護については、定額報酬であるので、利用者から平均的な利用時間を倍以上超えたサービス提供を求められた場合、これに応じなければサービス提供拒否として基準違反になるのか。

7.
介護予防訪問介護は、家族がいる場合や地域の支え合いサービスがあれば、まったく支給できないのか。

(厚生労働省介護制度改革本部 平成18年4月改定関係Q&Aより抜粋)

いかがですか?これらの質問にどれぐらい答えられるでしょうか。ぜんぜーんわからへん!! そんな声が聞こえてきそうです。自分たちが業務として行っているヘルプの法律の枠組みを知識として持っておきましょうよ。識った上でヘルプに入ると、視点が違ってきます。質問の回答は、事務所にある資料をご覧下さい。

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それぞれの視点から

高橋 順子

 ヘルパー等の介護スタッフや施設、病院の相談員、医師や看護師、行政、地域のボランティア、ケアマネジャーetc …ご利用者、そのご家族をサポートするためにさまざまな職種の方がそれぞれの役割を持って関わっています。

 ケアマネジャーには全体を見渡し、あらゆる人やサービスをつなげたり調整したりしながら、ご利用者に関わる方の力が最大限に活かせられるような状態を作ることが大きな役割として求められます。時には細かく調整しないといけないことがあるものの、おのずと全体的なことと少しだけ先を見ようとします。ご利用者への訪問も頻繁ではないので、貴重な訪問の機会に出来るだけ情報を得ようとがんばるのですが、やはりそれだけでご利用者を知るのは、無理なことです。

 そこで、それぞれの立場で関わっている方々の情報や見立てが必要になります。特に在宅生活をどっぷり支えているヘルパーさんの細やかな情報、例えば好物は何なのか、下着やタオルをどこにしまっているのか、必ず冷蔵庫に入っている物は何か、見ると決めているテレビ番組は何なのか、お嫁さんとの仲は実はどうなのか…等、普段は何でもないようなことなのかもしれませんが、何らかの変化があった時やご利用者がご自分で言うことが出来なくなった時にこれ程心強い情報はありません。ヘルパーさんは「生活している人」としてのご利用者を一番よく見ているのではないでしょうか。

 今、必要なのは何なのか、これから何が必要になるのか、それぞれがそれぞれの視点で小さな点や大きな面、裏や表を見ながら、ご利用者をサポートするチームがあちこちに出来たら頼もしいですよね。

 それにはやっぱりまずは「ほうれんそう」からですかね…。この機会に自分にもしっかりと言い聞かせたいと思います。

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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。

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