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topics 研修会報告 健康チェックとバイタルサイン ちょっと一品簡単レシピ

研修会報告

(日時) H16・8・28(土)17:00〜18:30
(講師) 看護師 大永 貴世美氏

訪問看護ステーションの所長をなさっている 大永 貴世美さんに ≪訪問看護婦として思うこと≫ を和やかな雰囲気の中で、ざっくばらんにお話ししていただきました。
概要をお伝えいたします。

☆ご利用者のことを識る

生い立ちや、日常の暮らしぶり(例:使用している食器、家具、ゴミの捨て方)などからその人の価値観を探りその人を識り理解する。その人の人生に寄り添う気持ちが無ければ良いサービスを提供することは難しい。

☆苦手な利用者に対する考え方

相手のテリトリーへ踏み込むことへの気後れが、気持ちの行き違いやずれにつながる事もある。自分の親に対する気持ちを持って、その人の気持ちに添うつもりがあれば、必ず心を 開いて下さる。御利用者は言いたい事の半分も言えていないということを理解する。

☆家族へのケアの大切さ 

ご利用者が元気でいられるのは、家族の力が大きい。ご家族の心身の状態が、ご利用者に影響する。家族への挨拶、ねぎらいの言葉をかけてから業務に入ることも必要。

☆連携の大切さ 

介護で大切なことはチームワーク。サービス担当者会議を通じて情報を共有化する。また、活動ノートを共有化して、連絡を密に取る。在宅生活を支える上で、ヘルパーさんの存在は大きい。自信を持って力を発揮して欲しい。

☆寝たきりを防止する 

ベットに寝たきり状態から座位へと働きかける。目線が変わり、外の世界へ興味が湧く。出来るだけ背もたれを使わず、自分の筋力で体を支えていただく。良い姿勢で床にきちんと足をつける。

☆誤燕を防止する食事の前に簡単な体操をする

(舌を動かす 声を出す(歌を歌う)頬を膨らます 首を回す) 口の中が乾いている方が多いので、水分を取ってもらってから食事を始める。二回ごっくんをしてもらい嚥下を確認する。

健康チェックとバイタルサイン

 健康チェックとバイタルサインバイタルサインとは、生命徴候とも言われ、生命活動を表すサインであると共に、命の危険を表すサインです。バイタルサインには、体温・脈拍・呼吸・血圧・顔色・皮膚の様子などがあります。バイタルサインの異常は健康状態の把握や異常の発見に有益です。

■体温と脈拍

 人の体温は平均36〜37度に設定されています。これを平熱と言います。一般に高齢者は若い頃より少し低くなる傾向があります。感染症 脱水などで発熱を起こします。(高齢者の肺炎 脱水などでは発熱を伴わないこともあるので注意が必要です)41度以上の高熱が続くと、細胞に何らかの障害が見られ、42度を超える高熱が長時間にわたると、細胞が障害を起こし、死に到る事もあると言われています。脈拍は1分間に60から90回が平常時の標準的な値です。脈拍は発熱や激しい運動によって増加します。100以上を頻脈といい60以下を徐脈と言います。

■血 圧

 心臓が収縮した時の血圧を最高血圧といい、拡張した時の血圧を最低血圧といいます。最高血圧と最低血圧との差が脈圧です。高血圧とは、最高血圧が160mmHg以上、最低血圧が95mmHg以上のいずれか一方、又は両方の場合をさします。高血圧が長期にわたると、眼底・脳・心臓・腎臓に合併症が出現します。

■顔色・皮膚などの全身状態の観察

 皮膚の観察で注意したいのは、褥瘡・発疹・浮腫といった症状です。長時間皮膚が圧迫される・低栄養などで褥瘡が出来、皮膚疾患を起こしていると発疹が見られます。身体の水分が不足すると、皮膚が乾燥し、しわが見受けられます。脱水症状のときは、腋の下や唇・舌に乾きが現れます。

☆高齢者の場合現れる症状が否定形で、疾病の典型的な症状が出にくい場合が多くあります 日常的に注意深く観察し「 いつもと違う 」に早く気付く事が大切です。

ちょっと一品 簡単レシピ 【 れんこん肉団子 】

材料(4人分)

れんこん 150g  ごぼう1/2
鶏ひき肉300g いりごま 大さじ3
(A)マヨネーズ とき卵 酒 小麦粉 しょうゆ 塩

《つくり方》

@ れんこんは皮をむきごぼうは皮を洗い水にさらす。
A フードプロセッサーに@を水気を切り入れ、1分間ほどかけて細かくする。
  ひき肉と(A)の調味料を加えごま油を加えタネを作る。
B タネを油でぬらしたスプーンですくい、油で揚げていく。 表面が固まったら返しながらゆっくりと色づくまであげる。

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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。

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