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topics高齢者虐待についての勉強会に参加して ちょっと一品簡単レシピあたま(脳)の老化の注意信号

高齢者虐待についての勉強会に参加して

 先日、高齢者虐待についての勉強会に行ってきました。
 意外だったのは身体で一番虐待を受けているのが、「目に触れにくい場所を」ではなく「目を」だったことです。次に多いのは「口」で、次いで太もも、お尻などを殴る、つねると続きます。そして憎しみが強くなると、手や足などを使わず自分が直接触れないですむように、棒などで殴ったりするそうで、その根の深さを改めて感じずにいられません。

 また身体的虐待のみならず、介護放棄や無視などの心理的虐待、勝手に財産や金銭を使うという財産的虐待など様々なケースがあるそうです。息子が嫁と一緒に虐待するというケースが増えており、親子だからという甘えもある為でしょうか、半数以上は虐待をしているという自覚が無いそうです。家の中という閉ざされた場所で家族が日常的に行っていることに、意識的にせよ無意識にせよ、「麻痺」してしまう怖さがそこにあるように思いました。

 「訪問」により発見されるケースが約7割あり、訪問時の「何か変な感じ」「冷たい雰囲気がする」という感覚が早期発見につながるということでした。継続的に訪問を行う私たちは、それらを感じ取る敏感さを身に付けると同時に、その解決に向かえるチームワークを他職種と作っていくことが、大事だとつくづく感じました。

ー高橋 順子ー

ちょっと一品 簡単レシピ 【 じゃがもち 】

材料(4人分)

じゃがいも 500g   片栗粉 1/2カップ   塩 小さじ1
こしょう  少々   バター 適量    味つけのり 適量

《つくり方》

@ じゃがいもは皮付きのまま茹で、皮をむいてマッシャーなどで丁寧につぶす。
A @をラップで棒状に形を整えて包み、冷蔵庫で1時間程冷やす。
B Aを1cmの厚さに切り、フライパンに溶かしたバターで両面を焼き、味つけのりで巻いて器に盛る。
*メモ  好みでしょうゆをつけて食べる。
ラップに包んだ状態で冷凍しておけばすぐ使えて便利。

あたま(脳)の老化の注意信号

ひとくちに痴呆といっても、その原因にはいろいろなものがあります。頭蓋内の病気では、脳卒中後に発症するもの、神経細胞の数が減少していく病気によるもの、頭部外傷後に血が溜まる硬膜下血腫、そして頭の中に脳脊髄液という水が大量に溜まって症等による物があり、さらには薬によって痴呆様症状が現れる事があります。

これらの中で ホルモンの異常、肝臓や腎臓の病気、ビタミン欠乏症、感染症などの身体疾患によるものや硬膜下血腫、水頭症等によるものはもとの疾患を適切に治療することで、痴呆症状が軽くなる可能性が大きく、治る痴呆といえます。大切なのは、治る痴呆を早く見つけ出し正しい治療を行うことです。また治らない痴呆としては脳卒中によるもの、神経細胞の減少によるもの等があります。記憶障害や認知障害を中心とした 中核症状 と様々な精神症状からくる 随伴症状 があり両者のうち、中核症状に対しては症状の進行を抑制する薬剤と、リハビリテーションなどによって残っている知的機能をなるべく保つことが治療の中心となります。一方随伴症状は治療薬によってある程度症状を軽くすることが出来ます。例えば不眠、睡眠障害の場合、最近は様々な睡眠導入剤がたくさん開発されていますし物取られ妄想、夜間せん妄には抗精神病薬を、少し落ち込んだり悲しんだりするうつ症状には少量の抗うつ薬を投与することによって、かなり症状が軽快します。

普段からご利用者の状態に注意して変化を早めに発見するということが大切になります。状態を良く観察する事もヘルパーの大切なお仕事です。

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マーガレット通信は、毎月一回、フォーユーで働く介護スタッフを対象にした通信です。介護・福祉全般に役立つことをここでは紹介します。

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